自家歯牙移植とは、ご自身の歯(主に親知らずなど使用していない健全な歯)を、歯を失った部分に移植する治療法です。
人工物を使用するインプラントとは異なり、自分の歯を活用するため、生体とのなじみが良く、自然な噛み心地を取り戻せるのが特徴です。ただし、インプラントと違い天然歯の歯根は複雑な形態をしており、人それぞれの大きさであるがため、手術は難易度が高いことが多いです。また、長持ちさせるための知識的、技術的ノウハウが必要です。つまりインプラントより難易度が高いと言えます。
当院院長が所属するスタディーグループ救歯会では712本の自家歯牙移植の予後を検証し論文(歯界展望 2012 3〜4)にしました。カプラン・マイヤー法で経過とともに移植した歯の生存率が減少して、生存率者5年で90.1%、10年で73.6%、15年で59.5%でした。
「できるだけ自分の歯を残したい」「インプラントやブリッジ、入れ歯以外の選択肢も知りたい」という方に選ばれています。
ドナーとなる歯は当然限られ、歯根の形態、大きさも人それぞれです。また、受け入れる先(受容側)の骨の状態も人それぞれです。これらのことをよく審査し、最も効率的な位置に活用したいものです。









